目次
この記事でわかること
- 裁量トレードが難しい3つの理由
- EAの強み・限界と正しい期待値
- 安全重視で始める初期セットアップ
裁量トレードが難しい3つの理由
1. 判断の一貫性が崩れやすい
同じチャートでも「恐怖」「欲望」で判断が揺れます。損切り遅れ・ナンピン暴走・利確早すぎは典型です。
2. 記録と検証の負荷が高い
毎トレードの根拠・乖離・改善点を可視化しないと、上達が鈍化します。再現性が弱点になりがちです。
3. 相場環境に合わせた微調整が難しい
ボラやトレンド・レンジの切り替わりに、人手で追随するのは至難。ルールが破られやすくなります。
EA(自動売買)の強みと限界
強み
- ルールの厳守:感情に左右されない
- 記録の自動化:ログが残り、検証しやすい
- 高速・多通貨監視:機会損失を減らす
限界
- 聖杯ではない:不調期やドローダウンは必ず発生
- 過剰最適化リスク:バックテストだけで勝てる設定は実運用で崩れやすい
- インフラ依存:VPSやブローカー条件(スプレッド/約定)で成績が変動
正しい期待値:目標は「安定して少し勝つ」
年率〇%など大きな数値より、最大ドローダウンを抑え、長期で右肩上がりを目指す考え方が重要です。「勝率」や「PF」単体ではなく、損益曲線の滑らかさ、日次/週次の変動幅も評価しましょう。
安全重視で始める初期セットアップ
- 口座・約款の確認:自動売買可否、手数料、最小ロット、マージンの仕様
- VPS導入:24時間稼働・低遅延・安定性を確保
- EAの初期設定:1トレード許容損失(例:口座残高の0.5〜1.0%)
- 検証手順:
①開発期間②検証期間③未見データのフォワードで分割し、過剰最適化を回避 - 停止基準:日次損失上限(例:-3%)や連敗数で自動停止
次のアクション
- はじめてのEAガイドで用語と環境を整える
- スターターEA(雛形)を入れてバックテスト
- リアルトレード公開で運用方針と基準を確認
FAQ
Q. EAなら負けない?
いいえ。不調期は必ずあります。リスクを制御しながら、長く続ける設計が肝です。
Q. いくらから始める?
ブローカーの最小ロットと証拠金要件に依存しますが、まずはデモ→少額→段階的にが鉄則です。
免責
本記事は情報提供のみを目的とし、特定の投資行為を推奨するものではありません。FX取引は元本・利益を保証しません。最終判断は自己責任でお願いします。。


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