目次
この記事でわかること
- “安全重視”の資金管理フレーム
- ロット計算の基本式(許容損失%×SL幅)
- ATRを使った可変SLの実践例
資金管理の基本方針
- 1トレード許容損失:口座残高の0.5〜1.0%
- 日次最大損失:-3%(到達でその日は停止)
- 日次最大利益:+3%(到達で保全のためクローズ/新規停止)
ロット計算の基本式
ロット = (口座残高 × 許容損失%) ÷ (SL幅[pips] × 1pipsあたり価値)
例:口座10万円、許容1%、SL幅40pips、1pips=100円の場合
ロット=(100,000 × 0.01) ÷(40 × 100)= 0.25ロット
ATRでSLを可変にする
SL幅[pips]= ATR(期間) × 係数(例:1.5〜3.0)
- ボラが高い時はSLが広がり、ノイズ損切りを減らす
- ボラが低い時はSLが狭まり、無駄なリスクを抑える
リワード設計とBE(ブレイクイーブン)
- 目標RR例:1.5〜2.0
- 利確到達の50%でSLを建値(+スプレッド分)へ移動
停止・再開のルール化
- 日次-3%到達:当日新規停止、既存は裁量で早期縮小
- 連敗N回(例:5連敗)で停止→設定見直し→翌日再開
よくある落とし穴
- 勝率依存:RRが低いのに勝率で無理やり合わせる
- ナンピン過信:平均取得コストの改善は魅力だが、破綻時の下振れが大きい
- バックテスト最適化のやりすぎ:外部検証期間で必ず再チェック
次のアクション
- シグナル/フィルター設計を見直す
- EA雛形にATRベースSL/TPとBEを実装
- 損益曲線の健全性を月次でレビュー
免責
本記事は情報提供のみを目的としています。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。


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